椅子に座ると痛い腰

講演会があり長時間長椅子に座っていたとき腰に違和感を感じました。その翌日起き上がれないほどの腰痛を発症。その後短時間でも椅子に座ると痛みがでてくるようになってしまった50代女性のお話。

腰痛の原因は長椅子に座ったことではない

長時間長椅子に座ったことで痛み始めたので「あの椅子が原因や!」と思ってしまいますね。確かに違う椅子に座ったり、長時間座ってなかったら痛みは出ていなかったかも知れません。でも「長時間椅子に座る」はきっかけです。原因は長時間椅子に座ることに耐えられない腰になっていたことです。でなかったら毎回椅子に座るたびに腰痛になりますから…。

腰の歪みは腹筋が原因

この方、立ち仕事です。立ってる時に左足に体重を乗せるクセがありました。それで腰の高さが左右で違いました。足の長さも違いました。

じゃあ左に体重を乗せるクセを直しましょうって話なのです。でも、なぜ片側に体重を乗せるようになってしまったのかを考えると「そのクセ注意しましょう」という指導ではダメなのです。

この方腹筋が弱いです。施術の時ベッドに仰向けに寝てもらった状態で足を上げてもらいましたが上がりません。腹筋が弱いのでまっすぐ立つ姿勢が維持できません。片側に体重を乗せたらそんなに腹筋使わなくて済むので立ってられる。という事なんです。だからこの方は立ち方のクセの前にまず腹筋の強化です。

トレーニングは沢山やれば早くよくなるものではない

体の状態を説明して、腹筋が足りないのだと自覚したこの方「何をしたらいいですか」と積極的に聞いてこられました。いくつかのトレーニングを家でも取り組んでもらうことにしました。

2~3日後「先生また痛みが酷くなってきた」と連絡が来ました。聞いてみるとなんとなく腰に痛みが出ていたけれど早く治したい一心でトレーニングをやり続けたようです。

痛くなった直後など改善へのやる気が上がります。この時頑張りすぎてしまう方が結構います。で、振出しに戻ってしまう…。沢山すれば早く良くなるものではありません。最初飛ばし過ぎずにやってきましょう。

 

◆まとめ◆

腹筋が弱いと長時間の姿勢の維持が難しくなってきます。椅子に長時間座って痛くなったのも体が支えられず腰へ負担がかかったのだと考えられます。腹筋が弱くてなった腰痛の再発防止は腹筋強化しかありません。ただし腰痛には複数の原因が重複しています。この方もいくつかの原因のうちのひとつが「腹筋の低下」だったわけです。ひとつの原因だけを追いかけないようにしましょう。

 

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