吐き気が無くなり眠れるようになった

本人曰く、元気だけが取り柄だったのに自分じゃないと思えるような虚脱感と無気力状態が続き、食べると吐く、夜寝れないといった症状で来院した20代女性の話。1年前と比べ体重も4~5㎏落ちたそうです。病院で自律神経失調症と診断されたようです。

100%全力で頑張るタイプは要注意

「これやって」と仕事を任されると期待に応えた仕事をやり上げるこの女性。期待に応えなきゃと思ってやってるわけではなく、気が付いたらそこまでやっちゃってる頑張り屋さんでした。お仕事を頑張るのはいいことなのですが、この性質が自分の体を痛めつけてしまったようです。

期待に応える仕事をする→さらに仕事を任される→期待に応えた仕事をする→“体壊しますよ~”のループにまんまと嵌ってしまったのですね。ここで「こんなに無理だから誰かに手伝ってもらおう」とか「仕事のペースを落とす」とか出来たらよかったんですが、と言うか自分のキャパを超えている、または超えそうだって事にも気付いてなかったんだと思います。

オンとオフの切り替え

更に仕事を持ち帰って家ですることもあったようです。だから仕事がお休みの日にも仕事のことを考えていたり…。こうなるとずっと体はオンの状態。時にはオフの状態を作ってやらないと心も体も持ちません。

オンの状態は交感神経優位になりますので体は眠りたがっているのに眠れないといった状態が起こってきます。でも「オンとオフの切替をしよう」と頭では分かっていても思考の習慣はなかなか変えにくいものです。だから仕事は家に持って帰らないようにし、仕事場はオン、自宅はオフと明確に線を引くようにしてもらいました。

ひどい肩こりで呼吸に問題

この方、心のストレスが…と言う前に肉体的にもボロボロ。前かがみの姿勢で固まってしまい背中の筋肉が鉄板のように固くなってる。これが原因で後ろに反れないんですね。

後ろに反れないと体の前半分に重心がかかるので1回の呼吸量が少し減ります。1回の呼吸量を見るとたいしたことないけど1日1週間と長いスパンで見ると体に酸素を取り込む量がかなり減ってしまうのです。

酸素量が少ないと体の回復が遅れます。一晩寝て昨日の疲れが回復!ってことが難しくなってくる。とにか背中の筋肉がちゃんと伸び縮みし、肩甲骨が動くように体を整えました。

姿勢が変わると気持ちにも変化

夜寝にくい状態が続くと、「今日も寝れなかったらどうしよう」「一回目が覚めたらその後眠れないんじゃないか」「寝なきゃ寝なきゃ」「明日の仕事に影響が出る!眠らなきゃ~~~」と考えていたようです。寝なきゃ寝なきゃと思うと余計眠れなくなります。

この方には施術中「寝れへんかったら眠たくなるまで起きてたらいいねん。大丈夫!人間の体は絶対睡眠はとれるようになってるから」と何回も言い続けていました。ただ「こう思え!」と言われてはいそうですかと変えることは難しいです。でも施術を続けて体が楽に反れるようになったころ「寝れなかったら起きてたらいいか」と思えるようになったそうです。体が楽になってきたら元々楽天的な性格だったので元の考えに戻せたって感じでしたね。

自律神経失調症の症状には波がある

食べては吐く、食べては吐くを繰り返していたのですが、食べる内容や時間を変え体を温める(ちょっとこの方冷えてました)などしてもらったところ施術後1ヶ月くらいで吐く回数が減り、食べても吐くことは無くなりました。

でも忘れた頃に吐くことがあって「またあの症状が再来?」と不安になることもあるそうですが突発的なもので継続して吐くことは無いようです。こういった症状はどんどん良くなっていくのではなく、良くなってちょっと戻っての繰り返しです。

症状には波があるという事を分かっていれば一つの症状に一喜一憂することもなくなります。半年したら「せっかく痩せてたのに太ってしもたやん。」と笑顔で苦情を言われました(笑)

◆まとめ◆

何事も頑張りすぎてしまうタイプの方、オンとオフの切替が苦手なようです。何も考えずぼ~っとするようなオフの時間をちょっと意識して作ってみて下さい。本来楽天的で「こんな後ろ向きな思考私じゃない!」と感じる方はまず肉体的なストレスをとることで改善することがあります。背中が常に丸くなっていないか、肩甲骨が動くか、チェックしてみて下さい。「今の状況“楽しむ”なんて出来ない」なんて思ってしまう場合も体の機能的な改善に取り組んで変化することが多々あります。

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